いすみ鉄道では「乗って残そう」ではなく、
「乗らなくてもいいですよ」というスタンスを取っています。
まずはこの地域に来ていただこうとのことですが、
蒸気機関車を走らせればたくさんの観光客が来ると思いますが、
そのような投資をするお金もありません。
そこでまず最初におこなったのが「ムーミン列車」です。
ムーミンのキャラクターシールを車体に貼り、
それぞれの車両に「ムーミン号」などの名前をつけたそうです。
田舎を走る1両の列車にムーミンが貼られているだけで、
「かわいい」と女性や子供に人気が出て、
女性向けの雑誌に特集されるようになりました。
すると実際に現地へ来る方も増えてきたとなりました。
多少の観光客が増えたところで、
列車の本数が少なく運べる人数も限られますので、
「乗っていただく」よりもお土産を買っていただくだけでいい、
という考えのもと、無人駅だったところのムーミンショップを作ったり、
いすみ鉄道オリジナル土産などを売るようになりました。
今ではこれが収入源となっているそうです。
また、沿線の風景と一緒に列車の写真を雑誌などに載せると、
それと同じシーンを撮りに鉄道好きの方も来られます。
周辺沿線は菜の花を始め見どころがたくさんあるため、
そのような風景を写真におさめる方々も来られるようになりました。
何もないことに卑屈になるのではなく、
それを逆手にとって来たくなるような仕掛けを次々とおこない、
見事にローカル線再生のモデルとなっているそうです。
その他にも・・・・・。
また次回に記載します。
いすみ鉄道については、下記HPをご覧ください。
http://www.isumirail.co.jp/
住宅産業塾HP:http://www.jyutakujuku.com/
住宅産業塾Fecebookページ:http://www.facebook.com/jyutakujuku
住宅産業塾旧ブログ:http://iiie.blog.ocn.ne.jp/juutaku/
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