2016年7月25日月曜日

現場きれいはどこまでやるか?

「現場をきれいに」という流れは多くの住宅会社でおこなっているようですが、
その取り組み姿勢や目標には差があるように見られます。
とりあえずきれいにしていることをアピールしたいところ、
県でNO1、もしくは日本一を目指すという意気込みの高いところ、
逆にそこそこで良いと感じているところもあると思います。

現場きれいは目的ではありません。
よって、「きれいにしましょう」ではその意味がわからないため、
最初だけおこなったとしても長続きしないという傾向があります。

そもそも「現場きれい」というのは、地域に認められ必要とされる工務店として
現場をきれいにしてお客様の信頼を得ましょうという行動です。
全てが現場きれいから始まるといってよいでしょう。
このような行動が出来て初めて信頼を得て、本当に喜んでいただいて
紹介などにつなげていく事、これが本来の姿ではないでしょうか?

そのため、そこそこでよいはずはありません。
しかも周りの住宅会社も同じことを始めております。
では御社ではどこまでおこないましょうか?
圧倒的な差別化が出来るぐらいおこなってみたほうがいいのではないでしょうか?

あとは経営上の考え方です。ご参考に。


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2016年7月23日土曜日

大工さんのモチベーション

先日は大工と監督ベンチマーキング大会をおこないました。
住宅産業塾会員の中で、素晴らしい大工さんがおられるところがあり、
そのうち3社3名の大工さんを「住宅産業塾特認大工」として認定しました。

この方々は、現場きれいをしっかりとされているだけではなく、
お客様への対応も含めたコミュニケーションを取ることで、
今では特命で依頼が来るとのことです。

大工さんの仕事が終わっても、家づくりはまだ終わりません。
よって、最終的な出来上がりの姿をみたり、お引き渡しの時のお客様の様子を
直に感じることは少ないのではないでしょうか?

大工さんのモチベーションには報酬というのもありますが、
やはりお客様の喜んでいる姿、声がモチベーションになるのだと思います。
この3名の方はお客様から「本当にありがとう」とう言葉だけでなく、
大工さんが現場を離れると寂しくなるといったコメントを貰っている方々です。

このようなお客様の声を大工さんに伝えることをしているでしょうか?
何かあったときに「ありがとう」という言葉をかけているでしょうか?
ちょっとしたことの繰り返しが、モチベーションアップにつながってくるはずです。
特に大工さんのようなプライドのある仕事をされている方は、
その想いが伝わることが多いはずです。

社内で一度考えてみてください!


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2016年7月16日土曜日

商品とは何か

商品というと、工務店ではなかなかイメージがつかないかもしれません。
要は自社の売っている建物は何か? ということですので、
自社らしい建物が明確にあるかということになります。

この商品が明確になっていることと、
それを伝えられているかが順調と苦戦の分かれ目になります。
たくさんのお客様に見つけていただこうと、
何でもお客様の要望にお応えします、
というところが結構あるようですが、
それは裏を返せば「御社でなくてもどこでも出来ます」ということで、
価格競争に陥りることになりかねません。

うちの会社はこんな特長があるのです、
このような建物ならどこにでも負けませんというほうが、
実はターゲットを明確にして特長が出るのです。

先日の月例会はこの商品を考えてみました。
自社の特長が何かを改めて考える機会になり、
それぞれ気づきがあったのではないでしょうか。

商品は大事です。
しっかりと考えてみましょう!


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2016年7月8日金曜日

マネージャーの仕事とは?

マネージャーの仕事とは何でしょうか?
大きく言うと、会社の方針をわかりやすく、具体的に部下へ伝えること、
そしてそれを実行するためにスケジュール管理をすることです。

会社にはいろいろな考え方をしている人が集まっています。
年齢、経験などによって何を求めているのかは大きく違う訳であり、
皆が社長と同じ考え・目標を持っているわけではありません。

経営者は会社の発展に存在意義や社会的価値なども考え、
会社の理念をつくり、どう発展させるかを考えると思いますが、
若い社員さんであれば、会社の価値というよりも自分の生活や
自身のスキルアップのようなことのほうが先に考えが浮かぶと思います。

マネージャーは、会社の方針を進めるために部下を動かすのであり、
この間を埋めていかねばなりません。
そのためには経営者の言葉で伝えてもわかりにくいこともあるでしょう。
何故それをおこなうのか、そこから説明する必要もあるかもしれません。
これができるとモチベーションもあがり仕事がしやすくなるのです。

しかし「やろう!」という意気込みが上がっただけでは進みません。
そこにはスケジュール管理が重要になるのです。
何をいつまでに、どのように進めるのか、これがうまくいくかいかないかで、
その組織の成長、成果が全く違ってくるのです。

マネージャーの立場で「私は言ってるのですが」という方がよくいます。
そのようなところは、なかなか苦戦している傾向があります。
その先をどうしたらいいのか、そのために部下をどう動かすのか、
非常に重要な部分です。

先日より、マネージャー向けの研修を始めました。
第1回はこのような基本的なことから学び、気づきを得ていただきました。
次回以降は、自分の役割の中で実践的に考えていきます。


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