2017年11月20日月曜日

埼玉県某所にある、
なんの変哲もない町場にある普通の工務店の集客戦略。


当時、誰が見ても普通の工務店。

社長は大工職人から一代で会社を起こし、

現在は息子と数十人の社員を抱えながら経営を行っています。


この社長は、大工職人上がりで、営業は大の苦手。

人と話しをするのが苦手な堅物です。




しかし、人と会話をするのが苦手な分、

アイデアはたくさん持ち合わせており努力家です。





「ホームページは独学で学び、自分で制作しました。今では、SNSも活用できるようになり、毎日のように更新しています。元々、PCを使うのは苦手というか、若い頃には大工職人として腕を磨く日々でした。しかし、時代も変わりPCが普及し、操作出来ない方が恥ずかしい環境になりました。

チラシを作ってポスティングしても、なかなか問合せが来ません。フリーペーパーに広告を出しても反響なし。競合他社(規模の大きい企業)も多く、なかなかちっぽけな工務店には、誰も目にも止まりません。問合せがあるのは、古くからお付き合いのある地元の人だけです。

経営が厳しく集客に苦労している時、毎日、暇だったので本を読んだり、パソコン教室に行ったりしながらPCを覚えました。朝から晩までPCに向かって検索をしました。他社のホームページを見ては、何が違うのか? どんなホームページに人が集まるのか? 

やればやるほど、面白くなり自分の会社のホームページを独学で立ち上げてしまいました。この時、今まで会社のホームページもなく、チラシを見た人が、どんな会社なの分からなかったから、問合せが来なかったことに気づいたのです。

それから、どうやって会社をPRしようか考えました。やってることは他社と変わらない。差別化するものは何ひとつない。自分は大工職人であったことくらいしかない。しかし、大工職人として技術はあって当たり前。そこで、よ~く考えました。

アイデアだけは誰にも負けない。会社のPRは難しいが、自分のPRだったら出来ると考え、自分のことをホームページに掲載しました。また、同時にブログで毎日あったことを書込み、フェイスブックでも「今日の朝食」の紹介、町のお祭りやイベントに参加したこと、家を建てている施主との写真やコメントなど、毎日の日常生活を投稿し始めたのです(日記を付けるように一日も欠かさず書き綴っています)。

ある日、一本の電話が鳴りました。家を建替えたいとのご依頼の電話でした。
それから徐々に快進撃が始まりました。ホームページやSNSで、自分の人柄を気に入った人から問合せがありました。その噂は地元の人を中心に口コミで広がり始めました。」


いつの間にか話が苦手な社長は、今や話し上手な社長に変身。

実際に投稿している文章は、特別上手くはありません。

どちらかと言うと下手です。




しかし、社長の素直な気持ちがよく伝わってくる文章でした。





最後に、

上手い文章より、

相手の心に伝わるような気持ちを素直を書くことが必要かも知れません。


また、毎日、更新することでファンを自然に作り上げていった結果、

今では地域に必要な存在となっています。




“継続は力なり”


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